ZERO マラリア2030 キャンペーン「第9 回ゼロマラリア賞」受賞記念講演 「ゼロマラリア戦略:バヌアツからケニアへ住民主導型統合的アプローチ」

2014 年より始まった、ZERO マラリアのために取り組む個人や団体を表彰する「ゼロマラリア賞」(主催:認定NPO 法人マラリア・ノーモア・ジャパン)。第9 回目となった2022 年度は、永年にわたるマラリア根絶に向けたフィールドワーク研究業績を評価し、金子明・大阪公立大学大学院医学研究科特任教授へ贈ることを、マラリア・ノーモア・ジャパンは決定しました。
金子明教授の受賞を記念し、授賞式および記念講演会を開催します。オンラインからの参加も可能ですので、ぜひご参加ください。
 
◆ 開催日:2022 年6 月15 日(水曜日) 16:00~17:00
◆ 会場:国立研究開発法人国立国際医療研究センター(NCGM)研究所、B1 中会議室
◆ 主催:認定NPO 法人マラリア・ノーモア・ジャパン
◆ 後援:一般社団法人日本熱帯医学会
◆ 言語:日本語
◆ 参加方法:ハイブリッド形式(ZOOM オンライン会議システムを活用)
*ZOOMでの参加申込をされた方には後日、ZOOMアクセス情報をお送りします。
◆ お申し込み先:https://forms.gle/m8yxXncAXi8A7x2U9  よりお申し込みください。

◆ 参加費:無料

【イベントスケジュール(予定)】

司 会: 石毛郁治(マラリア・ノーモア・ジャパン(MNMJ )専務理事・事務局長)
15:45 開場(ZOOM アクセス承認開始)
16:00 開会挨拶 石毛 郁治(MNMJ 専務理事・事務局長)
16:03 ゼロマラリア賞の趣旨説明および表彰
狩野繁之(NCGM 研究所熱帯医学・マラリア研究部 部長、MNMJ 理事)
16:10 基調講演「ゼロマラリア戦略:バヌアツからケニアへ住民主導型統合的アプローチ」
金子 明(大阪公立大学大学院医学研究科特任教授、第9回ゼロマラリア賞受賞者)
16:40 基調講演へのコメント
金子 修(一般社団法人日本熱帯医学会 理事長)
16:50 質疑応答
17:00 閉会挨拶 西本麗(広栄化学株式会社代表取締役社長、MNMJ 理事)
17:00 終了

金子 明(かねこ・あきら)略歴

東京都出身、筑波大学付属駒場高校卒。1982年に弘前大学医学部卒業後、東京警察病院における臨床研修を経て弘前大学医学部寄生虫学教室入門。1984年、マヒドール大学で熱帯医学・衛生学Diploma(DTM&H)取得。1985-1987年、インドネシア・北スマトラJICAマラリア専門家。1987-1994年、南西太平洋ヴァヌアツWHO Malariologist。1995年、弘前大学で医学博士。1999年、カロリンスカ研究所でPhDの学位取得。東京女子医大国際環境・熱帯医学教室助教授、カロリンスカ研究所研究員として、マラウイ、ケニア、ザンジバール、カンボジア、パプアニューギニア、ヴァヌアツ等においてマラリア研究を展開。2006年、長崎大学熱帯医学研究所(熱研)客員教授。2010、大阪市立大学教授(寄生虫学)。2011年より、カロリンスカ研究所教授(Global Health)。2012年以来、ケニア・ビクトリア湖地域で、熱研と「マラリア流行はなぜ続くのか?」を問う共同研究。2020年より、当地においてJICA/AMEDによる地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム事業(SATREPS)研究代表として新たな挑戦を始めている2022 年3月大阪市立大学名誉教授。4月より大阪公立大学大学院医学研究科特任教授。

ゼロマラリア賞とは

「2030年までにゼロマラリアを達成する」という国際社会の目標に寄与する活動に取り組む、あらゆる分野の個人、団体を対象に、表彰しています。2014年の開始以来、公益社団法人日本青年会議所の蚊帳配布キャンペーン(2014年)、マラリア研究を行う個人の研究者(2015年、2016年)、沖縄におけるマラリア制圧の取り組みの記録を残した著者及び出版社へ(2017年)、蚊に関する創作落語の上演(2018年)、アジア・メディカル・イノベーション・コンソーシアム(AMIC)マラリア部会(2019年)、國井修・グローバルファンド戦略・投資・効果局長(2020年)、斉藤美加・琉球大学医学研究科・助教、NGOチームがじゃん代表(2021年)へと、支援事業や研究にとどまらず、様々な立場からのゼロマラリアへの貢献を評価し、表彰しています。

ZEROマラリア2030キャンペーンとは

2017年4月25日の世界マラリアデーを契機に生まれた日本発のキャンペーン。

事務局を認定NPO法人マラリア・ノーモア・ジャパンが担う同キャンペーンは、実行委員会形式で運用されており、企業や国際機関、研究者、政府はもちろん、著名人、メディア、市民組織、協力団体など、幅広い分野と連携し、蚊が運ぶ病気とは何かをわかりやすく伝えるとともに、キャンペーンを通じて具体的なアクションや支援プログラムなどを展開します。日本から世界へ、「マラリアのない世界(ゼロ マラリア/ZERO MALARIA)」を目指す取り組みを進めています。

【キャンペーン実行委員会 運営委員】 (2022年5月1日現在)

  • 神余隆博(認定NPO法人マラリア・ノーモア・ジャパン理事長、運営委員長)
  • 赤名正臣(エーザイ株式会社常務執行役)
  • 鵜尾雅隆(認定NPO法人日本ファンドレイジング協会代表理事)
  • 大河原昭夫(公益財団法人日本国際交流センター理事長/グローバルファンド日本委員会ディレクター)
  • 尾身 茂(公益財団法人結核予防会 代表理事)
  • 北 潔(長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科長)
  • Roberto Benes(UNICEF東京事務所 代表)
  • 近藤哲生(国連開発計画(UNDP)駐日代表)
  • 國井 修(公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT) CEO兼専務理事)
  • 武見敬三(参議院議員)
  • 一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク

◆キャンペーンオブザーバー

  • 野田博之(内閣官房国際感染症対策調整室企画官)

◆キャンペーンサポート企業

  • 株式会社電通
  • シスメックス株式会社(2017年10月に開催されたイベントをご支援いただきました)
  • テクノマトリックス株式会社
  • アース製薬株式会社